※バイオリンスタンドは撮影用です。付属しません。※特価の理由はネックが裏板ごと割れた跡を修復している痕跡があるためです。修理は適切に行われた様で、音への影響は少ない様です。1920〜1925年に製造された品です。鈴木バイオリンは1920年にガルネリウスを入手し（それまではドイツバイオリンを模倣）同年かガルネリウスの模倣を始めた事からSシリーズのバイオリンの品質が極端に向上した黄金期になります。この当時のNo.S4は現代では該当モデルがありません。当時の最安値バイオリンが5円（大卒初任給15円）に対して、No.S4が90円になる事から現代では280万円相当になり、鈴木の済韻（せいいん）シリーズを除けば国産最高クラスの品になります。歴代の所有者が引き込んでいるので音の上では済韻シリーズと互角ではないかと思われます。素晴らしい品ですが、ネックが裏板ごと割れた形跡があります。適切な修理がされており演奏には問題ありません。裏板のネック付近のパーフリングさえ気にしなければ音にも問題ありません。ネックの折れさえなければ楽器店の店頭価格が150万円から200万円の品です。ここが折れた原因は経年劣化による木部の歪みだと思われます。プロ演奏家用の品です。プロ用楽器は持ちたいけど予算のない方にお勧めです。バイオリン本体のほか、ケース、弓、松脂、予備の駒が付属します。弦は2020年4月に新品に交換しました。正しく調弦できました。今回の出品の為に専用ポリッシャーで磨き上げました。