★東山魁夷 玻瑠版画「祇園夜桜」★

商品詳細

■作家・作品詳細


東山魁夷 (ひがしやま かいい) 本名、新吉（しんきち）。
1908年7月8日～1999年5月6日
日本の画家、版画家、著述家。
日本芸術院会員、日展理事。
結城素明に師事。

昭和を代表する日本画家の一人。風景画の分野では
国民的画家と言われる。
対象の再現描写にとらわれない、近代的な造形感覚により
構築された画面で、深い精神性を表現し続けた。

略歴
1908年 7月8日、神奈川県横浜市生まれ
1929年 東京美術学校（現東京藝術大学）在学中、
「山国の秋」（戦災で焼失）で帝展初出品・初入選。
1931年 東京美術学校卒業。同研究科に進学。結城素明に師事し、
画号を「魁夷」とする。
1931年 東京美術学校研究科修了。ドイツ留学。
精力的に西洋の美術を学ぶ。
帰国後、太平洋戦争に召集、終戦前後に相次いだ
両親と弟の死、日展の落選と、苦難の時期を過ごす。
1940年 川崎小虎の長女すみと結婚。
1947年 日展に出品した「残照」が特選（政府買上）。
風景画家としての地位を確立。
1950年 日展審査員。日展に「道」出品。
1956年「光昏」で日本芸術院賞受賞。
1965年 日本芸術会員に選出。日展理事に就任。
1969年 毎日芸術大賞受賞。文化勲章受章。文化功労者。
1970年代、画業の集大成ともいうべき、完成まで十年を費やした
唐招提寺御影堂障壁画「山雲」、「濤声」が完成、奉納。
1990年 長野県信濃美術館 東山魁夷館が開館。
1998年「月光」が最後の日展出品作となる。
2005年 香川県立東山魁夷せとうち美術館が開館。
2018年 生誕110年 東山魁夷展（国立新美術館）

文化勲章受章者、千葉県市川市名誉市民。


美術年鑑2015年物故欄掲載 評価750万円／号




★作品タイトル「祇園夜桜」

制作：1973年
発行：牧羊社

川端康成「古都」の挿絵として東山魁夷画伯が牧羊社より
限定発行した作品。
京都を舞台に純文学の情景を４作品の素晴らしい玻璃版画によって
表現した内のひとつ「祇園夜桜」です。
「祇園夜桜」は京都円山公園の枝垂桜を題材に制作した大変有名な
作品です。
枝垂桜の淡い色彩が立体感の出るように刷られ味わいがあります。

本作品は川端康成文学作品のために書き下ろし制作された関係上、
東山魁夷全版画集には掲載されておらず、通常知られていない
貴重な版画で昭和５７年発行の「東山魁夷ビブリオテカ」に収載の
オリジナル作品です。

技法は約１５０年前にフランスで生まれた印刷技術コロタイプ版で、
当時ガラス板を刷版に使用したことから「玻璃版画」とも呼ばれています。
製版・刷り上げといずれも大変手間のかかる技法ですが、印刷表現は
他の版式では難しいとされている連続色調による滑らかで深みのある
質感表現が可能で、インキの耐久性にもすぐれています。

川端康成は出版を心待ちにしていたのですが、残念ながら
亡くなられています。



■サイズ・コンディション、その他


サイズ

作品 20cm×27cm
額縁 37cm×44cm


コンディション

作品は良好な状態です。
額縁は概ね綺麗な状態です。


その他

作品面に作家版上落款有り
額縁裏側に発行元シール有り
かぶせ箱有り


プチプチで保護し段ボール梱包（配送注意：ガラスワレモノシール貼り発送）
致しますが、ガラスカバーなど配送中万が一破損しても保証対象外に
なりますのでご了承願います。

見出し掲載欄の「商品の状態」は、作品の評価としますので、
額縁の状態は別途コンディションにて参照下さい。
基本的に額縁は無価値とお考え願います。

尚、額縁や作品の主観による評価の双方の差異はご容赦願います。



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発送詳細
ヤマト運輸
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