楊斎延一「威海衛陸戦 百崖之激闘」楊斎 延一ようさいのぶかず浮世絵 錦絵 木版画 3枚続き錦絵 明治二十八年発行日清戦争 木版画

制作年 明治二十八年
発行元 東京日本橋区横山町三丁目二番地
発行並印刷者 辻岡 文助

技法 木版画
用紙 和紙 正方形の茶色い細かい紙片が裏に貼られています。

日清戦争講和条約の結ばれた明治28年
1895年印刷発行されています。

華族や良家の子女の風俗を描いてすぐれた
楊州周延を師とする
作者の
作風は戦もの。
当時23歳。
若く力にあふれる盛りの
力作です。

浮世絵も、
戦ものは、武者絵から
明治期には
戦争物、と
呼び名も変わり
敵は
他藩でなく外国。

日清戦争です。

日清戦争は、1894年7月25日から1895年4月17日にかけて日本と清国の間で行われた戦争。


文明開花の明治に大きく変化した
詳細な風俗が描かれていて
貴重
まさに肉弾戦の死闘が描かれる
戦争ものの白眉。


銃剣を持つ勇ましい
日本の兵士の服装は
将校のように立派ですが、
足元は
わらじ。、当時は
さもありなん、と感じ入る
風俗描写。


細部に至るまで
見どころの多い
佳品です。


サイズcm
たて 35
よこ 23.5 3枚続き。

楊斎 延一（ようさい のぶかず、明治5年（1872年） から
昭和19年（1944年）

楊洲周延の門人。姓は渡辺、後に島田、名は次郎。楊斎と号す。東京本郷森川町に住んでいた。作画期は明治20年（1887年）頃から明治40年（1907年）頃までで、主に、日清戦争、日露戦争などの戦争物の錦絵を描いて名を上げている。また、他に美人画や風俗画、博覧会、憲法、国会関係、「東京名所」連作なども手がけた。代表作として「陸海軍大演習之図」、「参謀本部会議之図」、「大元帥陛下新橋御発輦ノ図」などがあげられ、その他に「大日本国会議事図」や「東京名所上野公園之景」などの3枚続も描いている。明治20年代には石版画も描き、晩年には肉筆画を描いた。享年73。

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種類浮世絵
主題人物・肖像
形式その他