高さ7.3cm幅6.5cmほど信楽の白い土で作った一輪挿しです。中と目隠しの布は黒マットの釉薬です。素焼本焼と2回していますので案外丈夫ですが、割れ物ですので落としたりしないようご注意ください。今まで製作した他の胸像より小さいです。抹茶茶碗で先生に特訓してもらったおかげで陶芸の粘土やら道具の扱いが身になってきているのを感じます！変な重さがなくなって完成度は上がっていますが、ペーパーウェイトなどには使えません。［見ざる・言わざる・聞かざる］の3体のうちの『見ざる』です。以前ジャミロクワイの花器の製作途中に目にマスキングをしたのですが、その時の"人質感あふれる"様子が強烈だったのでいつか目隠しの胸像を作ろうと決めていました。『言わざる』にそっくりな大男の夢にうなされて、そいつが顔をネックウォーマー的なもので隠していたので悪夢にガクガクしながら「こいつは目隠しの胸像と一緒に陶芸にするしかないな！」と夢の中でイメージを練っていました。人質って響きからして怖くて、ニュースや映画や見るのも苦手なので想像ですが…あんまり奇抜すぎる格好はしてなくて、普通っぽいイメージがあります。あんまり派手なやつは捕まえたくないよなぁ、捕まる時はやっぱ大人しくしてなきゃいけないよなぁ、と思ったらこの格好になりました。白いワイシャツが好きだからってだけじゃないですワイシャツーー( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾キャーやっぱ、このスタイルの不穏な感じは心が騒ぎます。この状態で慌てた様子や不安な気持ちを表現できればよかったのでしょうが、私の表情力が追いつかずすみません。こんな達観した様子だと、コイツも共犯か？それとも厭世家か？最後の切り札でも持ってるのか？と色々考えてしまうのですが、それもなんかストーリーがあっていいなとか思ってしまいました。昔、映画の小道具を作る時に卒アルの写真を拝借して指名手配犯のモンタージュみたいなものを作ったことがあるのですが（たぶん画面に映らないとは思うけど作り込んでおいてって希望だった）、助監督が「勝手にホリエモンの写真使っちゃマズイよ！」と言ってました。ゴリゴリに加工したとはいえ、全然似てないけど！？この『見ざる』にもモデルはいません！ホリエモンじゃねぇよ！と、念のため言っておきます。#妻の作った陶芸